タローさんちの、えんがわ

「音楽をする」って、 「音楽的に生きる」ってこと

日々を綴る

ここ数ヶ月の振り返り②

秋からの活動?報告の第二弾は、なんといってもアルメニアの笛修業の日々。アルメニアのことを知っている日本人はとても少ない。アルメニア音楽についても、せいぜいドゥドゥクの存在やその音色を知ってるくらいだろう。なので「アルメニアの笛BLULと音楽に…

ここ数ヶ月の振り返り①

トランシルヴァニアから来日した音楽家&ダンサーと 春を迎える前に…数ヶ月を振り返る。昨年秋からは特に、音楽活動やら日々の報告などの投稿をほとんどしてない。元々FBにもWebページにも、あまり日々のことを細々アップする方ではないんだけど、歳を重ねる…

母、逝去

年末29日に、長く闘病生活を続けていた母が息を引き取った。年末年始ということもあり、通夜が2日・式が3日になったものだから、僕は29日からほぼ毎日のように京北から豊中に通っていた。 何の「はからい」があったのか…息を引き取る直前に奇跡的に血縁の顔…

2023年夏至祭…と僕が10代の頃に描いていた物語

ふと…2020年4月にアップした投稿を思い出した。「二つ目の太陽」と今の時代を示唆する沢山のビジョン。この物語にはまだとりかかれていない。ちなみに写真は、今年の夏至祭(6/21)から。もちろん大事な「祭」だから夏至当日に行っているんだけど、平日でもこ…

このところの活動をふりかえって…

グランドサロン十三でのコンサート、フィナーレでは観客も一緒にダンスを ふと思った。音楽活動を始めた頃から、僕がやるコンサートって、内容をよく知らないまま(想像つかないまま)やってくるお客さんがほとんどだった。考えてみたら、よくこんな状態でやっ…

2022年の冬至祭と年末の日々

“開いた祭”である「ツクル森」が終わり、先日22日に“閉じた祭”である「冬至祭」が終わった。この冬至祭については、過去の投稿を参照して欲しい。 全員ではないけれど、今年の冬至精霊たち 振り返ってみれば、今年もよく笑った~ この小さなコミュニティで日…

絡めとられないこと

もう7年前になるのか…短い時間でそんなに突っ込んだ話をした訳じゃないけど、たのしい対談だった。今はもう前世の記憶のように感じてもいる。 この取材の3年後、2018年頭にアルメニアの詩人と出会いアルメニアの音楽を演奏した。その年の秋にアルメニアを訪…

父の命日

脊髄小脳変性症という、指定難病18に分類される病?がある。僕がそうで、父と祖母もそうだった。つまり脊髄小脳変性症の中でも遺伝型のタイプ。一度発症し進行し始めると、その進行を緩めるしか方法はない(現段階では治療ができない)ので、父は長い闘病生活…

2021年、年末二ヶ月のご報告

ツクル森オープニングでのフヤラ合奏。スロバキアの巨大羊飼いの笛が毎年この京都の山奥で三本も並んで吹き鳴らされているとは、現地の人々も思いもしないだろうな FBもブログも投稿する間もなく、あっという間に過ぎた怒涛の如くの2021年秋~冬…いや、単に…

夏が過ぎて…

旧友の三回忌に淡路島を訪れた。唯一、中高からつながってる友人だったんだけど…思いのほか早く逝ってしまった。彼の実家でご家族だけの法要…彼だけがいないのが何とも不思議で、そしてやはり、まだ実感がわかなかった。 ご家族と一緒に、彼の傑作な想い出話…

2021年、夏至祭

天地の塔、今年はマコモ縄とドクダミの花が螺旋に巻き付けられた 6月21日(月曜日)、京北・夏至祭…これはイベントでもフェスでもコンサートでもなくてホントに「祭」なので、休日平日に関係なく夏至の当日に行なう。この国もこの社会も…早くそのことに気付い…

5月。田んぼでは…近所では…

www.youtube.com 5月の初め…近所の田んぼで、合鴨たちがはたらき始めている。と言っても、正確に言うと合鴨たちは、毎日少しづつ田んぼに慣れていってるところで、はたらいてるのはむしろ、この地域の大人や子供たちかも知れない。キツネやテン、カラスやト…

2021ツクル森(11/6,7)は、もう動き始めている

今年のツクル森(11月6日・7日)が、動き出している。https://www.tsukurumori.com/ この歳になって、ようやく人と一緒に何かをつくり出すことの楽しさを知り始めてるような…そんな気もするけど(笑)、もしかしたらそれは、きわめて楽しい人たちが今ここに、つ…

春…大学の講義始まる

www.youtube.com 春、満喫…とはいえ朝は0~3度くらいまで落ちることもあるから、日中との温度差が大きくて、草花やクマンバチ、蝶々たちからも何となく戸惑いのようなものを感じる。世の中は相変わらずヘンテコ状態驀進中だけど、今は外で過ごすのに最高の…

2021年大晦日から元旦

冬至を節目にしている僕にとって、冬至後の10日間は旧年のオマケという感じがしないでもない。これでも昔は毎年のように、年越しの演奏仕事やカウントダウン系イベントの仕事も受けていたことがあるんだけど、それも遠い昔のこと。今は全くそんな気にもなれ…

2020年冬至祭

2020年12月21日冬至祭 2020年の精霊たち たのしかった…今年の冬至は、知らない間に門をくぐっていたような不思議な感覚がした。で、その夜は燃え尽きて(笑)、次の日は昼近くまで布団の中にくるまっていた。冬至明けの太陽は、いつもながら気持ちがいい。冬至…

アルツァフ(ナゴルノ・カラバフ)で起こっていること

2018年アルメニア カラフンジ、ゲガルト、サナイン 2年前の2018年夏、僕は初めてアルメニアを訪れた。エレヴァンの空港から、宿のスタッフが運転する車に乗せられて向かった先は、旧ソ連時代に建てられた古い建物で、僕たちは真っ暗闇の裏通りで荷物を降ろし…

雨の森、霧の中を

この写真を見て、音が聞こえてくる人はいるかなぁ… 霧の中の木立にいると、繊細で神秘的な音に包まれる。何の音、なんて言えない。葉?梢?雨?いろんなものが触れあったり擦れ合ったりしてる音が、それこそ無限に重なっている。こういう音を聞くたびに思う…

秋はアキ、しかしアクナキ日々

秋。コーヒーが美味い…からだに沁みる。虫たちが家の中にまで入って来て、妙なる声を響かせる。やたらに可愛いトカゲやヤモリたちがトテトテと走り回ってる。しみじみと、アレコレ想い返す日々。 この山里で暮らし始める時、「力仕事も多いし、いろんなこと…

今年の「共生の技法」授業が終了

春から夏にかけて受け持っている阪大での授業「共生の技法」が終了…今年はオンライン授業で、30名余りの学生さんとのZoom授業&メール文通が4ヶ月続き、やり取りはA4用紙にして600ページを超えた。軽く何冊かの本になる量(笑) 一ヶ月ほど前になるけれ…

2020年 夏至祭

夏至祭の「しあわせの輪くぐり」の輪。茅の輪じゃないのです(笑) 夏至と冬至の日は、仕事を入れないと決めて、はや5年。夏至祭の朝は、家の土間の掃き掃除から。 この日一日は、飾り付けも、天地の塔の花綸回しも、ウツシダマも、輪くぐりも、何気ない大人の…

「自粛」という言葉に、振り回されないで

◆自粛と言われて、しんどい思いをしてる人たち、まずは「自重」と言い直してみて(意味は自分で調べてね)。 ◆アーティストはそもそも、夥(おびただ)しい思想的ウィルスを保有しているもの。まずは自分から生み出される「それら」と共生し得る身体的知性を自分…

今年も大学での講義、始まる

投稿内容とは関係ないけど、先日美山の友人の所でタイミングよく藍の花を見せてもらった。香りは凄いが…とにかく美しい。 大阪大学で受け持っている授業「共生の技法」が、今年も始まった…といってもこのコロナ騒ぎで今は対面授業が行えないので、少なくとも…

35年前に見たビジョン

今から35年ほど前、僕は突如、あるビジョンに「憑りつかれた」。ビジョンというか…実はそれは「ある瞬間のビジョン」であって、そのシーンに至るまでは長い物語があるのだが…僕はその物語を、映画にしなくては!と思い立ち、毎日学校で(授業の間中)、ノー…

ノルウェーの風 in 京北

ノルウェーの詩人・児童文学作家・映像作家のオドヴェイグさんご夫妻を迎えての数日。いやぁ、楽しかった…。僕の英語はつたないものだけれど、芭蕉由縁の伊賀や、奈良、京都、特に地元・京北でご一緒しながら、様々なことについて話した。感じることや、表現…

2019年、冬至祭

今年の冬至祭精霊たち。この格好で各家庭を回り、お祈りをしたり輪になって踊ったりしながら、それぞれの暮らしの場を聖地化してゆく。 「冬至の日と、夏至の日は、仕事を入れない」と決めたこと…「その日は冬至(夏至)なので!」と言って、他の用事を入れな…

2019年夏至祭

6月21日金曜日、恒例の「夏至祭」が我が家で行われた。地域住民のみ参加できる、ホントの意味での祝祭。僕はこの祭のために毎年、冬至と夏至の日は仕事や用事を一切入れないようにしている。 ブログやFBで毎年解説しているので、この祭についての説明はここ…

大学での講義

一年ぶりで再開した大阪大学での講義。今まで7年間は「実践的文化交流論」という名前で、笛(ケーナ)を使いながら文化や意識について語る授業だったけれど、今年からは「共生の技法Ⅱ」という名前に変わった。この授業を引き受けたのは、今年が初めて。 共生……

カテリーナ公演、そして楽市楽座公演へ

この前、庭で羽化したヤツだろうか…草刈りをしていると、クロアゲハがやってきて、ひとしきり周りをヒラヒラ飛んでいる。天気がいいと、一日家にいる日でも(特に外回りで)やることは多いし、掃除したり料理したりしていると、いつの間にか夜になっている。考…

タイムとミツバチと、それから春の日々

ミツバチの羽音やクマンバチの羽音が庭に響き渡るようになると、ようやく春を迎えたな~という実感が湧く。今年はタイムの範囲が更に拡がって、庭が一面ピンクに彩られているので、ミツバチたちの群が来るのを心待ちにしていた。何といっても、いろんな種類…