タローさんちの、えんがわ

「音楽をする」って、 「音楽的に生きる」ってこと

このところの活動をふりかえって…

グランドサロン十三でのコンサート、フィナーレでは観客も一緒にダンスを

ふと思った。音楽活動を始めた頃から、僕がやるコンサートって、内容をよく知らないまま(想像つかないまま)やってくるお客さんがほとんどだった。考えてみたら、よくこんな状態でやってこれたものだ💦お客さん呼ぶなら、分かりやすくジャンル名を掲げたり、有名曲入れたり、名が知れた人を入れたりとか(笑)するもんなのに、そういうのはどちらかというと避けて来たし…で実際コンサート当日、蓋を開けたら演奏する曲は世間で全く知られてないような音楽ばかりで、しかも毎回のように内容も変わっていく。
 
こんな状態でお客さんが常に来てくれてたということ自体、奇跡なんだろうな…奇跡の果てに今の僕がいて、奇跡の続きとして今の活動があるのかも。

トランシルヴァニアのボンチダ村のダンスでは、ついにブラーチを演奏…

ルーマニアの誇るカルシャリがついにダンス付きで!これはなかなか観れん
5月末、3年間(コロナ騒ぎに伴う会場の閉館で)延期になっていた全曲アルメニア音楽のコンサートを終え、2019年に始まった僕の趣味趣味な斜め笛(Blul)修行も、ようやくまともな第一歩を踏み出した感がある。

左からアルメニアのShvi、Blul2本、チャンゴーのFulya、モルドヴァのKaval

南丹・八木のホールでアルメニアルーマニアの音楽を半々でとりあげる公演
が…振り返ってみたら、その前日にはアルメニア音楽とルーマニア音楽を半々にとり上げるコンサートがあったし、その前には滋賀でのダンス・イベント演奏があったし、その前には浜松での講演・公演があったし、その前はジプシー演奏家とのハッピーな出会いがあったし、その前は十三でダンスと音楽のゴージャスな祝祭ステージがあった。
 
その間を縫って色んな仕事で走り回ってたし、4月からは大学での授業も始まっている。毎日毎日が濃すぎて、一つ一つの出来事の報告をfacebookやblogでする時間が、ホントに全く見つからなかった…

アッシリア時代まで遡ると言われるアルメニアのダンスTamzaraに観客も参加

島之内教会ではECでアルメニア人作曲家ハチャトゥリアンのレスギンカも演奏

アルメニア音楽を古楽器と一緒に…という発想はなかなかドンピシャだった

2003年現地で入手したウズベキスタン布を仕立て屋さんネッピーが舞台衣装に

クリミアの踊り…このところ黒海周辺の文化に触れる機会が多い…なぜだろう

なかなかないメンバーでの公演だったなぁ…ずっと楽しかった…
今年は色んな意味で、自分自身の転機になるような機会が続いている。世の中いよいよ混迷極まって来たけれど…自分の中では何故かどんどん、清々しさみたいなのが拡がり続けている。
そう言えば、少し前から眼にハチミツをさしている。むちゃくちゃシミまくって激痛レベルなんだけど、恐ろしいことに視界がクリアになってきた(笑)世界と自分を、よりクリアに見つめていきたいな…。

京都美術館で行われた児童画展での演奏